Synth1 Ver1.13 説明書2014.7.10
English manual is here.
このマニュアルはかなり不完全です。

目次

Synth1とは

DTMソフトで使用することを目的としたソフトウェアシンサイザーです。 VSTiプラグイン/AUプラグイン形式に対応しています。※AU版はbeta版。 本ソフトはフリーウェアです。

機能的には、あの赤いシンセ Clavia NORD LEAD2を手本にしていて、下記の特徴があります。

  • 2オシレータ + 1サブオシレータ、FM変調、リング変調、シンクロ、モジュレーションエンベロープ
  • 4タイプのフィルタ、ディストーション
  • 2LFO(ホスト同期可能)
  • アルペジエ−タ搭載(ホスト同期)
  • テンポディレイ(ホスト同期)、ステレオコーラス/フランジャ搭載
  • レガートモード、ポルタメント
  • 32音ポリフォニック
  • プリセット128音色つき。
  • 動作軽量化の徹底。SSE利用等。
  • オートメーション対応

動作環境/制限事項

Windows
対応CPUSSE2に対応しているx86/x64 CPU。※余程古いCPUでなければ大丈夫です。
対応OSWindows XP以降の32bit/64bit OS (Windows7 64bitにて開発)
対応ホストVSTに対応したホスト、SONAR・CUBASE・その他
プラグイン形式VSTi2.4
サンプリング周波数任意
制限事項 マルチティンバー音源ではありません。

インストールとアンインストール

■インストール(Windows)
初めて使う場合
  1. このファイルと同じディレクトリにある、設定初期化ツール "initsettings.exe" を 実行して、設定を初期化してください。
  2. プラグインファイルは、32bit版は"Synth1 VST.dll"、64bit版は"Synth1 VST64.dll" です。 利用するホストアプリが32bitなら32bit版のプラグインファイルを、64bitなら64bit版のプラグインファイルを、ホストアプリのVSTプラグインフォルダに手動でコピーしてください。
    プラグインフォルダの場所はホストアプリで設定されています。デフォルトの設定先はホストアプリによって異なります。
    例)CUBASE なら、C:\Program Files\Steinberg\VSTplugins とかだと思います。
以上で完了です。お使いのホストアプリケーションのプラグインメニューに追加されていることを確認してください。

バージョンアップ時 (既にSynth1を使っていて、設定情報を引き継ぎたい場合)
  1. Synth1 V1.11を含む以前のバージョンからアップする場合は、このファイルと同じディレクトリにある、設定引継ぎツール "reg2ini.exe" を 実行して、設定情報ファイル(iniファイル)を生成してください。
  2. プラグインファイル "Synth1 VST.dll" または "Synth1 VST64.dll" をVSTプラグインフォルダへ手動でコピーして、既存の プラグインファイルを上書きしてください。
以上です。


■アンインストール
ホストアプリのVSTプラグインフォルダの"Synth1 VST.dll"または"Synth1 VST64.dll" を手動で削除してください。
またSynth1は以下のiniファイルへ設定情報を書き込んでいます。

APPDATA\Daichi\Synth1\synth1.ini
例)C:\Users\userName\AppData\Roaming\Daichi\Synth1\synth1.ini

削除しなくても害はありませんが、それも削除したい場合は手動で削除してください。

操作説明

■基本操作
・パネルのサイズ/色
操作しやすい大きさに変更することができます。バックとテキストのカラーの変更も可能です。
パネル下の[opt]ボタン→Panel Size,Color Customizeで指定します。
※パネルサイズを変更した場合は、一度ウィンドウを閉じて再度開いてください。ただし、ホストアプリによっては、 一度曲データを閉じないとサイズが変更されないものもあります。

・つまみ/LCD
左クリックするとスライダーまたは、選択メニューが表示され操作可能になります。 スライダーはマウスホイールでの微調整が行えます。 スライダーを閉じるには、右クリックするか、スライダー以外の場所を左クリックします。 選択メニューも同様の操作で閉じることができます。

・LED/ボタン
LEDは直接左クリックすることで選択できます。また選択用のボタンがついている場合 は、ボタンを左クリックすることで選択を順送りできます。

・音色の切り替え
パネル下に音色名を表示しているLCDがあります。ここをクリックすると、音色バンク/リストの一覧が 開きます。一覧から目的のプログラムを左クリックして音色を確定します。右クリックするとキャンセルになります。


■概要

Synth1は下記のような構造となっています。 16個あるVoice部分は2VCOのアナログシンセをシミュレートしています。 加えて、アルペジエータ、イコライザ、ディレイ、コーラスを装備しています。


■Oscillators

オシレータは2つあります。それぞれのオシレータの波形や音程などの基本パラメタと各種変調を調整します。 また、モジュレーションエンベロープ機能により、オシレータ2の音程、FM変調量、パルス幅 の3種類のなかの一つを時間的に変化させる機能をもっています。

1オシレータ1の波形を、サイン波、三角波、ノコギリ波、パルス波から選択します。
FMFM変調の割合を調整します。オシレータ2がモジュレータ、オシレータ1がキャリアの関係になります。 ただし、FM変調は、リングモジュレーションがオフの時のみ有効です。
2オシレータ2の波形を、三角波、ノコギリ波、パルス波、ノイズから選択します。
ringリング変調(AM変調)のオン/オフを決定します。オンの場合、オシレータ2の出力はリング変調されたものになります。
trackオシレータ2のトラッキングオン/オフを決定します。トラッキングとは、打鍵したノートナンバーに応じた音程で 発音することです。オフになっている場合は、一定の周波数で発音します。
syncシンクロ機能のオン/オフを決定します。オンの場合、オシレータ1の周波数にあわせてオシレータ2の位相をリセットします。
pitchオシレータ2の音程を調整します。
fineオシレータ2の音程を微調整します。
m.envモジュレーションエンベロープのオン/オフを決定します。 オンの場合、以下のdest.,A,D,amtによって各種変調量が時間的に変化します。
dest.変調先をオシレータ2の音程、FM変調量、パルス幅から選択します。
Aモジュレーションエンベロープのアタックタイムを調整します。
Dモジュレーションエンベロープのディケイタイムを調整します。
amtモジュレーションエンベロープの変化量を調整します。真中より右でプラスの変化量、左でマイナスの変化量、ちょうど真中の場合は変化量は0で時間的変化は発生しません。
key shift打鍵したノートナンバーに対してオシレータ1,2の音程をトランスポーズします。
p/wパルス波のパルス幅を調整します。左にまわすと幅が小さく、右に回すと広く方形波に近くなります。オシレータ1,2両方ともに有効となります。
mixオシレータ1とオシレータ2の音量バランスを調整します。左に回すとオシレータ1の割合が大きく、右に回すとオシレータ2の割合が大きくなります。
tuneオシレータ1とオシレータ2の音程を微調整します。

■Filter

レゾナンスつきフィルタと、簡易ディストーション(サチュレーション)で音色のカラーを 調整します。フィルタエンベロープにより、カットオフ周波数を時間的に変化させる事ができます。

typeフィルターのタイプを、ローパス(12db)、ローパス(24db)、ハイパス(12db)、バンドパス(12db)から選択します。
Aフィルターエンベロープのアタックタイムを調整します。
Dフィルターエンベロープのディケイタイムを調整します。
Sフィルターエンベロープのサスティンレベルを調整します。
Rフィルターエンベロープのリリースタイムを調整します。
amtエンベロープの変化量を調整します。左に回すとエンベロープ変化が小さく、右にまわすと大きくなります。
frq基準となるカットオフ周波数を調整します。
resレゾナンス量を調整します。
satサチュレーション量を調整します。
trkカットオフ周波数のトラッキング感度を調整します。打鍵したノートナンバーに対してカットオフ周波数をどの程度変化させるかを調整します。 右いっぱいにまわすと、1オクターブのノートナンバー変化に対して1オクターブの周波数変化を(フル)、左いっぱいにまわすと、周波数は変化しません。 高域のノートで、高音が耳につきすぎる時等に使用します。
vel打鍵時のベロシティ値によって、エンベロープ変化量を変化させるかどうかを決定します。

■Amplifier

音量の時間的変化等をエンベロープにより調整します。

A音量エンベロープのアタックタイムを調整します。
D音量エンベロープのディケイタイムを調整します。
S音量エンベロープのサスティンレベルを調整します。
R音量エンベロープのリリースタイムを調整します。
gain基準音量を調整します。
vel打鍵時のベロシティ値によって基準音量をどの程度変化させるかを調整します。左に回すと感度が小さく、右に回すと感度が大きく音量変化が大きくなります。

■LFO

VCO,VCA,VCFのいずれかのパラメタを周期的に変化(変調)させることで、さまざまな効果を調整します。 Synth1では2つのLFOが独立して動作します。ホストシーケンサのテンポに同期させることもできます。 なお、LFO1はMIDIのホイール情報によりその周波数や量を変化させることができます。 変化の感度はPlay ModeのLFO1 Wheel Sens.で調整します。

1LFO1のオン/オフを決定します。
左LCDLFO1の波形をノコギリ波、三角波、サイン波、方形波、ランダム(サンプル&ホールド)、ランダム(スムース変化)から選択します。
左dstLFO1の変調先を、「オシレータ2のピッチ」、「オシレータ1と2のピッチ」、「フィルタのカットオフ周波数」、「音量」、「オシレータ1と2のパルス幅」、「FM変調量」から選択します。
左spdLFO1の変調周期を調整します。下記のtempoで「同期」を選んでいる場合、16小節〜32分3連符で変調周期を指定します(※)。
左amtLFO1の変調量を調整します。
左tempoLFO1の変調周期をホストシーケンサのテンポに同期するかどうかを決定します。
左keyオンにすると、どのノートも押鍵されてない状態からいずれかのノートが打鍵された瞬間に、LFO1の位相をリセットします。 オフにすると、位相はリセットされません。
2LFO2のオン/オフを決定します。
右LCDLFO2の波形をノコギリ波、三角波、サイン波、方形波、ランダム(サンプル&ホールド)、ランダム(スムース変化)から選択します。
右dstLFO2の変調先を、「オシレータ2のピッチ」、「オシレータ1と2のピッチ」、「フィルタのカットオフ周波数」、「音量」、「オシレータ1と2のパルス幅」、「FM変調量」から選択します。
右spdLFO2の変調周期を調整します。下記のtempoで「同期」を選んでいる場合、16小節〜32分3連符で変調周期を指定します(※)。
右amtLFO2の変調量を調整します。
右tempoLFO2の変調周期をホストシーケンサのテンポに同期するかどうかを決定します。
右keyオンにすると、どのノートも押鍵されてない状態からいずれかのノートが打鍵された瞬間に、LFO2の位相をリセットします。 オフにすると、位相はリセットされません。
(※)tempo同期オンの状態で、spdスライダーに表示される記号の意味は下記の通りです。
(1)〜(32)→全音符〜32分音符
'+'      →音符の足し算
'*'      →音符の掛け算
'/3'     →3連符

■Equalizer

1つのパラメトリックイコライザとハイパス/ローパスフィルタです。

freqパラメトリックイコライザの周波数を調整します。
levlパラメトリックイコライザのイコライジング量を調整します。左に回すとマイナス、右に回すとプラス、真中で0です。
Qパラメトリックイコライザのイコライジングカーブを調整します。左に回すと平坦になり、右に回すと急になります。
toneローパス/ハイパスフィルタのカットオフを調整します。 左に回すとハイカットとして働き、高音が削られます。 右に回すとローカットとして働き、低音が削られます。 コード引きなどで低音が出すぎる場合や、ベース音のハイカットなどに便利です。

■Effect

ディストーション、リングモジュレーターなどから1種類を選んで使用できるエフェクターです。

ONエフェクトのオン/オフを決定します。
LCD エフェクト種別を決定します。種別は以下の通りです。
a.d.1 アナログ風のディストーションです。負帰還による低域の減衰と、偶数次の倍音が特徴です。
a.d.2 アナログ風のディストーションその2です。
d.d. デジタル風のディストーションです。
deci. デシメーター(という呼び方が正しいかどうかよくわかりませんが。)です。
r.m. リングモジュレーターです。
comp. compressorです。
ctl1エフェクトのctl1を調整します。
ctl2エフェクトのctl2を調整します。
level効果の量、または原音とのバランスを調整します。

ctl1,ctl2の意味
種別ctl1ctl2
a.d.1 歪み量 LOWパスフィルターのカットオフ周波数
a.d.2 歪み量 LOWパスフィルターのカットオフ周波数
d.d. 歪み量 LOWパスフィルターのカットオフ周波数
deci.サンプリング周波数ビット数
r.m.変調周波数無効
comp.圧縮効果の深さアタックタイム


■Tempo Delay

ホストシーケンサのテンポに同期したディレイエフェクトです。 ただし、最大で約3秒(48KHz時)のバッファのため非常にゆっくりとしたテンポの場合は、 同期不可能となります。(96KHz動作時は、最大1.5秒になります。)

ONエフェクトのオン/オフを決定します。
time「32分3連」〜「全音符」からディレイタイムを調整します。
fdbkフィードバック量を調整します。
levlディレイ音量を調整します。

■Chorus/Flanger

ステレオのコーラス/フランジャエフェクトです。

ONエフェクトのオン/オフを決定します。
LCDコーラス、フランジャの効果を「1相」、「2相」、「4相」から選択します。1相の場合はモノラルとなります。 フランジャ効果を得たい時には、1相が向いているようです。
time基本となる遅延時間を調整します。時間が小さいほどフランジャ効果となります。
deph変調の量を調整します。
rate変調周波数を調整します。
fdbkフィードバック量を調整します。
levlコーラス/フランジャ音量を調整します。

■Arpeggiator

単純なアルペジエータです。 アルペジエータとは、その名のとおり押鍵されている和音(単音でも可)を一音ずつ 一定のテンポで、自動演奏する機構です。

ONアルペジーエータのオン/オフを決定します。
type演奏の方式を「updown」、「up」、「down」「random」から選択します。 「updown」は、押鍵されている鍵盤の低音から高音までを順番に往復演奏します。 「up」は低音から高音に、「down」は高音から低音に順番に演奏します。 「random」はランダムな順番に演奏します。
range演奏する範囲をオクターブ単位で広げます。 1oct〜4octはそれぞれ、1〜4オクターブまで演奏範囲を広げます。
beat演奏スピードを「全音符」〜「32分3連」から選択します。
gate一つの鍵盤を押している時間(ゲートタイム)を調整します。 右いっぱいまでまわすと、音が途切れないように演奏するため、Play Modeの「レガート」、「ポルタメント」と組み合わせると効果的です。

■Play Mode

演奏に関する設定を行います。

mode演奏モードを「ポリボイス」、「モノ」、「レガート」から選択します。 「ポリボイス」は、通常演奏で和音演奏が可能です。 「モノ」は1ボイスのみを使用して演奏します。和音演奏はできません。 「レガート」は1ボイスのみを使用する点は「モノ」と同じですが、 音が途切れないような演奏をした時に、VCO〜VCAの各エンベロープを トリガさせずに、音程のみを変化させる点が異なります。 ポルタメント組み合わせて独特奏法が可能になります。 「モノ」、「レガート」ともにソロ演奏時に多く使われます。
p.b rangeMIDIのピッチベンド情報を受信したときの、ピッチの変化幅を調整します。
portamentポルタメントタイムを調整します。 ポルタメントとは、各ボイスが発音を開始した時に音程を目的の高さまで連続的に変化させる機能です。
speedSynth1は、MIDIのモジュレーションホイール情報を受信したとき、LFO1の変調周波数を変化させます。 その変化の感度を調整します。
amtSynth1は、MIDIのモジュレーションホイール情報を受信したとき、LFO1の変調量を変化させます。 その変化の感度を調整します。
unison「ポリボイス」時は2ボイス、「モノ/レガート」時は4ボイスを使って各ノートを発音します。 微妙にピッチのずれた音が重なるため、音に厚みがでます。
auto音が途切れないような演奏をした時にだけポルタメントを効かせる機能です。

■共通設定

音色プログラムの切り替えや保存、その他全体に関わる設定を行います。 Synth1の音色管理は、128音色を一つのバンクとして管理していて、 このバンクが合計10個あり、合計1280音色を同時管理可能です。 各音色プログラムは、1つのファイルとして保存されています。 そのファイルの格納フォルダは、バンク毎に分かれており それぞれオプションダイアログ/Generalで設定することができます。

volマスターボリュームを調整します。
polyポリ演奏モード時の同時発音可能なボイス数を調整します。
program音色プログラムを切り替えます。 LCDをクリックすることで、バンク/音色の一覧ウィンドウが開き、バンク/プログラムを選択できます。
bank音色バンクを切り替えます。
write現在の音色をファイルに書き込みます。 クリックすると音色書き込み用のウィンドウが開き、任意のバンク/プログラム番号に書き込む事ができます。 この時colorを指定すれば、一覧表示ではその色で表示されます。
opt
  • オプションダイアログを開きます。
  • [Shift]キーを押しながらクリックすると、MIDI Contorl Change ラーンモードに入ります。ラーンモードでは、MIDIコントールチェンジとSynth1のパラメタとの対応関係(Control Change Map) を簡単に行う事ができます。Synth1上のパラメータをクリックした後に、MIDIコントローラやシンセサイザーなど からツマミ操作を行うと、クリックしたSynth1のパラメタと、MIDI CCが対応づけされます。 ラーンモードを抜けるには、vol,poly,bank.write.optのどれかをクリックします。
  • ■オプションダイアログ

    起動中の全てのSynth1に共通となる一般設定とMIDI設定を行います。

    GENERAL音色ファイルの格納フォルダ、マスターチューニング、パネルに関する設定をします。 パネルのカラーの設定はHTMLなどで使われている#RRGGBB形式で指定します。
    MIDIMIDIコントロールチェンジマップの編集/Load/Save,MIDIメッセージの設定などを指定します。
  • Receive Message : 通常、音色プログラムはMIDIのbank selectメッセージおよび、 program changeメッセージを受信すると変更されます。しかし、これらのメッセージを無視して、音色プログラムの変更を 行わないようにすることがでます。
  • Control Change Map : Synth1 V1.06には、nord lead2用のCCマップを用意しました。loadボタンで 読み込んで使用してください。
  • プリセットサウンドについて

    Synth1には、128音のプリセットサウンドがついています。 SC-88Proを参考にしてGM音色をシミュレートしてみました。 ですが、、、はっきり言って前半の音色はヘボイです(笑)。 参考用にお使いください。 ただ、前半でもシンセシンセした音や81番以降のシンセ独特のサウンドに ついては、結構使えるかと思います。 (なおYMO好きな方は、98:Behind the maskで高音ファラドを和音で引いてみてください。 そのまんまです!)

    変更履歴

    ■Ver1.13 beta3 (2014.7.10)
    • BugFix
      • DAW(Reaper、他)上でsynth1を削除した後に、再度synth1を追加すると、音色一覧が空表示される問題を解決。
      • initsetting.exeとreg2ini.exeがWindowsXP上で動作しない問題を解決。
    ■Ver1.13 beta2 (2014.7.8)
    • フィルターセクションに新しいフィルタータイプ「LPDL」を追加しました。
      • TB303等に搭載されたダイオードラダー型をモデルにしたローパスフィルターです。
      • 4次のフィルタなので「LP24」に近いですが、「LP24」よりも暗く太い感じです。
      • レゾナンスを上げても低音が下がらず、シンセベースにはよく合うと思います。
      • サンプリング周波数が44.1/48KHzの場合はオーバーサンプリング処理されます。
    • 矩形波の精度を向上しました(8多重デチューンを除く)。
    • 「LP24」のカットオフ周波数をより滑らかに移動するようにしました。
    • BugFix
      • 環境によっては、synth1起動時に大きなノイズが発生する事があった問題を解決。
      • LFOのテンポがDAWと同期しない事があった問題を解決。
      • DAWでサンプリング周波数を変更した時に、synth1の音が大きく変わってしまう問題を解決。
      • DAWでサンプリング周波数を変更した時に、クラッシュしてしまう事があった問題を解決。
    ■Ver1.13 beta1 (2014.6.12)
    • 64bit版をリリースしました。
      • 64bit版のDAW上で利用する事ができるようになりました。
      • 32bit版のプラグインファイル名はSynth1 VST.dll(従来と変更なし)、64bit版のプラグインファイル名はSynth1 VST64.dllです。
    • VSTバージョンが32bit版/64bit版ともに2.4になりました。
      • 機能的には前バージョンと変更ありません。
    • BugFix
      • 一部のDAW(MusicMaker)でプチノイズが発生していた問題を解決。
    ■Ver1.12 (2010.5.23)
    • 外部バンク(ZIPファイル)に対応しました。
      • .sy1ファイルを圧縮したZIPファイルを読み込む事ができるようになりました。
      • 外部バンクフォルダ(デフォルトは"zipbank")に、zipファイルを置くだけで、Synth1のパッチ選択画面から選択できるようになります。
      • 1つのzipファイルには複数のフォルダを階層付で含めることができます。
      • 外部バンクへの書き込みはできません。読み込み専用です。
    • 設定情報の保存場所をWindowsレジストリからiniファイルへ変更しました。
      • 64bitOSで設定情報が保存されなかったり、参照できなかったりする事象を回避できると思います。
      • これに伴い、既存のSynth1の設定を引き継ぐ場合には、設定引継ぎツール(reg2ini,exe)を実行する必要があります。
      • 参考)iniファイルは、アプリケーションデータフォルダ\Daichi\Synth\synth1.ini です。
    • GUI
      • 外部バンク対応に伴い、パッチ選択画面でのバンク選択方法をツリービュー形式に変更しました。
      • パッチ選択画面でバンクフォルダ毎のメモ(readme.txt)の確認・保存ができるようにしました。
      • パッチセレクト画面等で透明ウィンドウを使うかどうかを、オプションダイアログで設定できるようにしました。
    • サウンドエンジン
      • ディレイのフィードバックループにハイパス/ローパスフィルタを追加しました。
    • BugFix
      • スライダーウィンドウを使わない設定の場合でも、LCD部品ではスライダーが表示されていた問題
    ■Ver1.11 (2010.5.9)
    • サウンドエンジン
      • サブオシレータを追加しました。
        • オシレータ1と同じピッチか、1オクターブ下が選択できます。
        • OSC1が8多重ユニゾンの場合、サブオシレータも同様になります。
        • サブオシレータもOSC1と同様にFM変調の影響を受けます。
        • サブオシレータはAM変調には影響しません。
        • サブオシレータ量を上げた場合、全体の音量は大きくならないように自動的に調整されます。
        • サブオシレータのパルス波は、パルスワイズパラメータに関わらず、常に方形波となります。
      • ノコギリ波を上昇タイプから下降タイプへ変更しました。
        • サブオシレータを効果的に動作させるために変更しました。
        • ゼロ位相での振幅値も0から+1に変更になりました。
      • Amplifierのエンベロープの精度を向上しました。
      • Filterのリミッターアルゴリズム変更し、少しだけノイズを改善しました。
      • OSC1の8ユニゾン時のパフォーマンスを若干改善しました。
    • 動作環境
      • SSE2に対応していないCPUは動作対象外となりました。
        • これ以上サポートを続けるとコードの肥大化を招きそうなので、残念ながら非対応としました。
        • SSE2対応していないCPUで動作させた場合、パネル上部にエラーメッセージが表示され、音はでません。
    • GUIの小改良・変更
      • パラメタ名の文言を一部修正しました。
      • 音色選択ウィンドウ等をESCキーで閉じるようにしました。
    • BugFix
      • サスティンペダルの動作異常の問題
      • ボイストリガー時に、古いFM設定値が残っていた問題
      • ユニゾン時の音の大きさが以前のバージョンとで変わっていた問題
      • Amplifierのgainノブが効かない時があった問題
      • 別バンクへ書き込んだ後に、プログラム変更スピンボタンでのパッチチェンジがうまくできなかった問題
      • 環境によっては、Synth1ウィンドウがちらつく事があった問題
      • マルチモニター環境において、パラメタ選択ウィンドウ等の表示位置がプライマリモニターにクリップしてしまう問題
    ■Ver1.10 (2010.5.4)
    • ホストGUIからの音色選択の可否を選択するスイッチをオプションダイアログに付けました。
      • バンク数を100に拡張した事で、ホスト側の音色選択機構が不安定になる事象が多発しました。 スイッチはこの事象を回避するためのものです。
      • このスイッチがオンの場合、ホストGUIから音色選択が可能です(従来通り)。しかし、ホストによっては選択できなかったり、 選択に数秒待たされたりする事があります。
      • このスイッチがオフでは、ホストGUIで音色選択はできませんが、上記のトラブルは発生しません。
      • デフォルトはオフです。
    • BugFix
      • ピンポンディレイが有効になっていなかった問題
      • 旧バージョンのSynth1の音色をうまくコンバートできていなかった問題
      • VSTホストとSynth1との間でパッチ名がうまく同期しない時があった問題
      • ボイスステータスにマウスオーバさせた時のマウス形状がハンド形状になっていた問題
    ■Ver1.09 (2010.5.1)
    • 位相コントロール機能を追加しました。
      • オシレーター1とオシレータ2の計10個(2つのメインオシレーターと8つのデチューンオシレーター)の トリガー時の位相関係を固定化し調整する"phase"ノブを追加。ノブを左に回しきれば、位相は固定されません(従来同様)。
      • ボイスユニゾン時の各ボイス内オシレーターの トリガー時の位相関係を固定化し調整する"phase"ノブを追加。このノブはオシレーターセクションにて、位相を固定化しないと有効にはなりません。
      • 重量感?のあるベース音等は、上記のパラメータ及び、ユニゾンボイス数、ユニゾンデチューンを調整すれば作りやすいと思います。
    • ポリ数を32音に拡張しました。
      • ポリ数は音色毎のパラメータとなりました。
    • ユニゾンボイス数を8ボイスに拡張しました。
      • ボイシングモードに関係なく、ユニゾンボイス数を8以内で自由に設定できるようになりました。
    • モジュレーションホイールのLFOへのアサイン機能を拡張しました。
      • メジャーなMIDIコントロールチェンジ及び、アフタータッチを、LFO以外のシンセパラメタにアサインできます。
      • マイナス方向へのセンスにも対応しました。
    • ユニゾンモードのデチューンノブの効き方を指数関数的に変更しました。
      • 小さなデチューン幅のコントロールがやり易くなりました。
    • GUIの小改良・変更
      • 音色セレクトウィンドウなどのフォントを見やすく変更しました。
      • LCDの色を少し明るめに変更しました。
      • LEDの描画をシンプルにし、見易さを改善しました。
      • デフォルトのパネルサイズを150%としました。
      • ボイスステータス(無効/キーオン/キーオフ/待機)を表示するようにしました。
      • ダイアログの一部の文言などを修正しました。
      • リサージュ表示機能は廃止しました。
      • パネルの拡大率を250%までに拡張しました。
    • BugFix
      • Reaperでプリセットチェンジを実行した時に、画面が一瞬ちらつく問題
      • MIDIコントロールアサインのダイアログで全てのパラメータが表示されていなかった問題
    ■Ver1.08 (2010.4.23)
    • DXi版の廃止
      • 開発環境の維持が困難な事もあり、DXi版は廃止しました。
    • インストーラーの廃止
      • DXi版の廃止に伴い、インストーラーも必要性は小さくなったため廃止しました。 その代わりに、バンクフォルダ等の設定(レジストリ)を初期化するツール(initsetteings.exe)を添付しています。 初めてSynth1を使う場合は、このツールで設定を初期化して下さい。
    • バンク数を100バンクまで拡張
      • 設定初期化ツールは、bank00〜09までの設定はしますが、bank10〜99の設定はしません。 バンクフォルダの設定は 空白(なし) になっています。 bank10〜99を利用する時は、自分でフォルダを用意して、 オプションダイアログで設定してください。
    • BugFix
      • オプションダイアログのMIDIタブが勝手に切り替わってしまう不具合の対応。
      • 音色保存直後に、プログラム変更が行われない時があったバグ対応
    ■Ver1.07 (2006.5.3)
    • Play Mode
      • ユニゾンステレオ化及び、stereo spreadつまみの追加
      • ユニゾン時のピッチ(note単位)調整つまみの追加
    • Effect
      • Phaserの追加
    • GUI
      • リサージュ図形スイッチの追加
      • 全体的な描画性能の改善
    • その他内部処理改善等
    ■Ver1.07(beta) (2006.3.26)
    • BugFix
      • Synth1起動時に、一瞬ノイズがでる問題を解決
    ■Ver1.07(alpha2) (2005.10.16)
    • GUI
      • ノブの入力時のスライダーWindow表示をオプション扱いとした(設定画面)。
    • BugFix
      • DXiでクラッシュする件を修正
    ■Ver1.07(alpha) (2005.10.1)
    • Oscillators
      • OSC1 8多重デチューンつまみの追加
      • OSC2 pitchつまみのスムーズ化
      • PWのLFO変化量を-PIから、+PIまでに変更
    • Filter
      • AMOUNTのマイナス値対応
    • LFO
      • 変調先の種類にPANを追加
    • Effectの追加
    • Equalizer
      • PAN(L-R)の追加
    • Tempo Delay
      • ディレイタイム変更時の音をテープエコーっぽく。。。
      • ステレオ化。それにともない以下の変更・追加
      • 種類にノーマルステレオ(ST)、クロスフィードバック(X)、ピンポン(PP)
      • 左右のディレイタイムを微妙にずらすパラメタ追加(spread)
      • 旧levelつまみは廃止し、原音とディレイ音とのバランス調整式とした(d/w)
    • Chorus/Flangr
      • 内部処理の全面変更により、ノイズレスのまともな音に。。。
      • RATEの変化幅を拡大(0.01Hz〜400Hz)
      • 超ショートtime(0.05ms)を出せるように変更(feedbackと組み合わせて低域ブースト可能)
      • feedbackを+/-両方かけられるように変更
    • Play Mode
      • ユニゾン時のデチューンつまみを追加
    • その他内部処理の最適化もろもろ
    ■Ver1.06 (2003.9.20)
    • 音に関すること
      • ユニゾンモード追加
      • ポルタメントにAutoモードを追加
      • VCFのFreqつまみを回した時にカクカクしないようにした。
      • VCFレゾナンス発振を原音が消える程度にまで拡大した。
      • VCFディストーションのクオリティアップを図りサチュレーションに命名変更
      • VCFのベロシティの効き具合を調整
      • VCOのS/Nを改善(特にSine及び、Triangle)
      • Delay<->Chorus/Flangerの接続方法を変更し、ディレイ音にはコーラス成分が強調されるようにした。
      • Chorus/Flangerアルゴリズムの見直しにより、フィードバック効果が強調されるようにした。
      • ポルタメントの効き方を、指数関数的に変更
      • monoモード時に発生していたプチノイズの解消
    • MIDI関連
      • Midi Control Change受信により、パラメタの変更ができるようにした。
      • Control Change Mapの書き出し/読み込み機能の追加
      • Midi Control Learnモード機能の追加(Shiftを押しながらOPTボタンをクリック)
      • Nord Lead2用のControl Mapを追加
    • BugFix関連
      • DXiで、テンポチェンジがはいると、ハングアップする事象を修正。
      • アルペジエータのテンポが徐々にずれてくる事象を修正。
      • VSTiで規定されている、範囲内(0〜1)に全パラメタを抑えた。(Muzie対応)
      • VSTi起動時にクラッシュするバグの修正
      • その他もろもろ修正
    • GUI関連
      • VSTi標準の音色管理機構に対応し、Cubaseのインスペクタに対応した。
    ■Ver1.05a (2002.11.17)
    • 音に関すること
      • 44.1KHz以外の任意サンプリング周波数に対応
      • Master Tune設定を追加
      • OSC2ピッチエンベロープをモジュレーションエンベロープとし、FM,p/wにも変調をかけれるようにした
      • オシレータのFMつまみ操作時になめらかに変調がかかるようにした
      • OSC2のfineの設定をセント単位に変更
      • OSC1,2にファインチューンを追加
      • Sync+FM変調時の処理に問題があったところを修正
      • Sync時のノイズリセット方法に問題があったのを修正
      • ノイズジェネレータを、ボイス毎に持つように変更
      • LFOにテンポシンク、キーシンク機能を追加
      • LFOの最高スピードを引き上げた
      • LFOの変調先にFMを追加
      • ディレイONの瞬間にノイズを発生する場合があったのを修正
      • アタックエンベロープの調整(*1)
      • ボリューム、ゲイン。サステインのかかり具合を調整(*1)
      • ベロシティのかかり具合を調整(*1)
      • その他内部ロジック見直しにより負荷軽減
      • (*1)V1.04a以前のバージョンで保存した音色は、自動的にV1.05a用に調整されて読み込まれます。
    • MIDI関連
      • Sustain Pedalの対応
    • BugFix関連
      • mod envの最大値が1になっていなかったのを修正
      • コーラスバッファが大きすぎたのを修正
      • ピッチエンヴェロープとの関係でポルタメントが動作しない事があったのを修正
      • FruityLoopsでRandomizeで、アルペジエータのrangeが表示されなくなるバグを修正
      • LFOのrandom波形でamtを超えた値がくることがあったのを修正
    • GUI関連
      • ディレイ、アルページエータのテンポ表示をテキスト記号に変更
      • LCDにスライダ/選択メニューを追加
      • LEDを直接選択できるようにした
      • 音色毎に色分け機能を追加
      • スライダーの長さを若干大きくし、スライダ出現時のマウスジャンプ位置をの右端に変更
      • デフォルト大きさ130%に変更
      • つまみ大きさを若干大きく
      • バンクをクリックしたときにも音色選択ができるようにした/li>
      • 各種スライダ表示内容の変更
      • legart×→legato○に変更
    ■Ver1.04a (2002.11.8)
    • SONAR+Synth1でAudio Exportや、TrackDown使用時に落ちるバグを修正した
    ■Ver1.04 (2002.10.30)
    • SynthEdit+Synth1使用で終了時に落ちるバグを修正した
    ■Ver1.03 (2002.10.28)
    • GDIリソースリークバグを修正し、Win98/Meで安定するようにした
    • 描画用の使用メモリをコンパクト化した
    ■Ver1.02 (2002.10.27)
    • VSTiで、LFOの波形選択がうまくいかなかったバグを修正
    • VSTiで、終了時のメモリリークバグを修正
    • 画面サイズ/カラーの変更機能追加
    • ダイアログ出現位置の調整
    • つまみに目盛り表示を追加し、描画を細かく変更
    • スライダー表示を細くして、隣のつまみに大きくかぶらないように変更
    • 非SSE搭載機種の場合、フィルターのクリッピング処理が行われていなかったのを修正
    ■Ver1.01 (2002.10.15)
    • VSTiに対応
    • MIDIメッセージの無視のオプション追加
    • ダイアログ出現位置の調整
    ■Ver 1.0 (2002.10.9)
    • 初登録版

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